つらいことがあって、有馬温泉に来た。

日記/ダイアリー

ここ最近は楽しく過ごしてたのに。

油断がよくなかったのか。

縁を切れないような人に、理不尽に暴言を吐かれた。

この息の詰まる苦しい感じは何年ぶりかな。


有馬口経由で、有馬温泉に来て、30分ほどぶらぶらして、

暑さにやられたのか、まわりからの疎外感か孤独感かに滅入ったのか、

駅に戻ってきた。

改札の横にある、少し窪んだ場所にある、

8つの椅子の真ん中に座った。

端に座るのは、自分によくないような気がした。

さっき歩いたところには、そこそこ人がいたけど、

ここは、只通り過ぎるための場所に過ぎないのか、

座ってとどまる人はいなかった。

しばらくして、ここに一人でいるのは(気分が)そろそろ限界なような気がしてきたが、

家に帰るような気分ではない。

目の前に見えるエスカレータから行ける、茶房へ行って、名物という400円のサイダーを飲もうかと考えていたら、

閉まってしまったようだ。

さみしさからか、

いよいよ、胸の内に上向きの営力がこみ上げてきた。


ふた席あけた右横に、一人が座った。

左横にも、一人が座った。


かなりの時間が経って、

ふと、気持ちが軽くなったことに気づいた。

左右のふたりは、かなりの時間、横にいてくれたようだ。

もちろんそれぞれにそんな意図はないだろうけど、

それくらいうれしかった。

実のところ、

かなりの時間のあと、右側の方が立ち去ったときに、

ふたたび、胸の奥が重くなるの感じて、

それまで軽くなっていたことに気づいた。


なんだか、素敵な経験をしたような気がした。

これが、「待つ」かもしれないと、ちょっと嬉しくなった。

この経験が、インスピレーションになる日はくるだろうか。

明日は、普段どおりの日常がくるだろうか。

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